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ワイヤー矯正とは?種類ごとの特徴や費用、メリット・デメリットを徹底解説

ワイヤー矯正とは?種類ごとの特徴や費用、メリット・デメリットを徹底解説

歯の矯正というと、「ワイヤー矯正」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。実はワイヤー矯正にもいくつか種類があり、「どんな違いがあるの?」「見た目や費用は?」「マウスピース矯正とはどう違うの?」と疑問を持つ方も多いはずです。

また、「金属が目立ちそう」「痛みが不安」と感じて、一歩踏み出せずにいる方もいらっしゃるかもしれません。

この記事では、ワイヤー矯正の種類や特徴、メリット・デメリット、費用や選び方までを分かりやすく解説します。矯正歯科治療を考えている方や、お子さまの歯並びが気になる保護者の方も、ぜひ参考にしてください。

ワイヤー矯正とは?その仕組みやマウスピース矯正との違い

ワイヤー矯正は、長い歴史と実績を持つ矯正歯科治療の一つです。ここでは、ワイヤー矯正の基本や仕組み、そして近年人気のマウスピース矯正との違いについて解説します。

ワイヤー矯正とは

ワイヤー矯正は、歯の表面や裏側に小さなブラケット(装置)を接着し、そこにワイヤーを通して牽引する(引っ張る)ことで、歯を少しずつ動かす矯正歯科治療法です。

ワイヤー矯正は20世紀初頭から発展した治療法で、矯正法の中でも比較的長い歴史があります。症例数が多く、幅広い歯並びやかみ合わせの悩みに対応できることから、ワイヤー矯正はスタンダードな矯正方法として確立されています。

ワイヤー矯正の仕組み

ワイヤー矯正のポイントは、「牽引力」です。ワイヤー矯正では、歯に取り付けたブラケットに通したワイヤーが、持続的に歯を引っ張ります。この“持続的な牽引力”が歯や周囲の骨に働きかけ、歯並びを整えていくのです。

さらに詳しくいうと、ワイヤー矯正では歯や骨がゆっくり吸収・再生を繰り返す「リモデリング」という生体反応を利用しています。ワイヤーの刺激によってリモデリングが起こり、歯の位置が徐々に変化していくのです。

歯並びの状態によって、ワイヤーを歯科医師が調整することで、力の方向や強さをコントロールします。シンプルな仕組みでしっかり歯を動かせることから、複雑な歯並びや細かい調整にも対応しやすいのが特徴です。

マウスピース矯正との違いは?

近年、スタンダードなワイヤー矯正だけでなく、マウスピース矯正も注目されています。「どんな違いがあるの?」と気になる方もいることでしょう。

まずは、以下の比較表をご覧ください。

ワイヤー矯正 マウスピース矯正
見た目 目立ちやすい ほとんど目立たない
取り外し できない 取り外し可能
対応症例 幅広い・難症例にも対応 軽度~中等度が中心
自己管理 少ない 多い(装着時間など管理必要)
細かい調整 得意 やや苦手
痛み 装置の違和感や痛みが出やすい 痛みは比較的少ないことが多い

 

ワイヤー矯正は複雑な症例にも対応でき、細かな調整も可能ですが、装置の違和感や痛みが出やすく、見た目が気になる場合もあります。一方、マウスピース矯正は目立たず、取り外しも可能で生活への影響が少ない反面、自己管理が必要で、適応できる症例に限りがあることや細かな調整はやや苦手です。

どちらにもメリット・デメリットがあるため、歯並びの状態やライフスタイル、希望に合わせて選ぶことが大切です。

ワイヤー矯正の種類

ワイヤー矯正には「表側矯正」「裏側矯正(リンガル矯正)」「部分矯正」といった種類があり、装置の取り付け位置や治療範囲によって特徴が異なります。それぞれの仕組みは共通ですが、見た目や治療の難易度、適応できる症例、費用などに違いがあります。

矯正治療を検討する際は、ご自身の歯並びや生活スタイル、優先したいポイントに合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。ここでは、代表的な3つのワイヤー矯正の特徴について解説します。

表側矯正の特徴

表側矯正は、歯の表面にブラケットとワイヤーを装着して行う、もっとも一般的な矯正方法です。幅広い症例に対応しやすく、難症例や複雑な歯並びの調整にも適しています。

金属製だけでなく、目立ちにくいセラミックブラケットや白いワイヤーも選べるため、見た目への配慮も可能です。治療経験が豊富な歯科医師が多く、安定した治療結果が期待できます。

デメリットとしては、装置が見えやすいことや、食事・歯磨き時の手間、口内炎などのリスクがある点が挙げられます。

裏側矯正(リンガル矯正)の特徴

裏側矯正は、歯の裏側(舌側)にブラケットとワイヤーを装着する方法で、正面からは装置がほとんど見えません。人前に出る機会が多い方や審美性を重視する方に選ばれています。

一方で、舌への違和感や発音のしにくさ、セルフケアの難しさがデメリットです。また、表側矯正と比べて歯科医師に高い技術力が求められ、治療費用は表側矯正より高めで、治療期間が長引くことがあります。

部分矯正の特徴

部分矯正は、前歯など一部の歯だけをワイヤーで動かす治療法です。全体矯正に比べて短期間・低コストで気になる部分だけ整えられます。

軽度の隙間や傾き、前歯の並び改善などに適しており、卒業式や結婚式といったライフイベント前などに合わせて見た目を整えたい方にも向いています。

ただし、かみ合わせや歯並び全体に問題がある場合は適応できないこともあり、精密な診断が欠かせません。

種類ごとの比較表

 

表側矯正 裏側矯正(リンガル矯正) 部分矯正
装置の位置 歯の表側 歯の裏側(舌側) 歯の一部(主に前歯)
見た目 目立ちやすい(審美素材の選択可) ほとんど見えない 目立つが範囲が限定的
対応症例 幅広い・難症例にも対応 幅広い・難症例にも対応・審美性重視の方に適応 軽度の歯並び・部分的な乱れ
治療期間 やや長くなりやすい やや長くなりやすい 短め(数カ月~半年程度が多い)
費用 比較的抑えやすい(素材により幅あり) 高め(技術・手間がかかるため) 抑えやすい(範囲が狭いため)
注意点 装置が目立つ/口内炎・食べ物の挟まりやすさ 舌への違和感/発音しづらい/セルフケア困難 適応範囲が限られる/全体矯正不可

ワイヤー・ブラケットの素材と特徴

ワイヤー矯正に使われるブラケットやワイヤーには、いくつかの素材があります。それぞれ見た目や耐久性、費用などが異なるため、ご自身の希望や生活スタイルに合ったものを選ぶことが大切です。ここでは主な素材とその特徴、メリット・注意点について解説します。

メタル素材・ホワイトワイヤー

メタルブラケット(主にステンレス製)は、強度・耐久性に優れたもっとも標準的な素材です。壊れにくく、幅広い症例や難症例にも対応できます。ワイヤーもステンレスやニッケルチタンなど複数の金属素材から選ぶことができ、治療の進行や歯並びの状態に合わせて使い分けられます。

治療費用を抑えやすい点もメリットですが、装置が銀色で目立ちやすいこと、金属アレルギーの方には不向きな場合があることには注意が必要です。

また近年は、金属ワイヤーに白いコーティングを施した「ホワイトワイヤー」というメタル素材もあります。白いため従来のメタル素材より目立ちにくいですが、費用がやや高額になるケースがほとんどです。

セラミック素材・プラスチック素材

・セラミック素材
歯の色に近い白色をしているのが、セラミック素材です。装置が目立ちにくい点が大きな特徴です。審美性を重視したい方に人気ですが、強い衝撃が加わると割れることがあり、費用もメタル素材に比べて高めです。

・プラスチック素材
ほかの素材とは異なり、透明であることが大きな特徴です。矯正中も、より自然な見た目を実現できます。ただし、メタル素材と比べて牽引力が弱く、治療期間が長引くことがあります。また、長期間の使用で変色や摩耗が生じやすい点もデメリットです。

これらの素材は、メタル素材よりも目立ちにくいため、見た目の自然さを優先したい方におすすめです。しかし、強度や耐久性が低く、費用が高くなる傾向があるため、歯科医師とよく相談して選択しましょう。

素材ごとのメリット・デメリット

矯正装置の素材ごとのメリット・デメリットを以下にまとめました。

素材 メリット 注意点・デメリット
メタル ・強度・耐久性が高い
・壊れにくい
・費用が比較的安い
・銀色で目立つ
・金属アレルギーには不向き
ホワイトワイヤー ・目立ちにくい(審美性が高い) ・コーティングや塗装が剥がれる場合がある
・費用が高め
セラミック ・歯の色になじみやすい
・見た目が自然
・強い衝撃で割れることがある
・費用が高め
プラスチック ・透明で目立ちにくい
・自然な見た目
・耐久性がやや劣る
・変色や摩耗しやすい
・牽引力が弱め、治療期間が長くなることも

ワイヤー矯正のメリット

ワイヤー矯正の主なメリットは以下のとおりです。

・幅広い症例に対応できる
軽度から重度まで、さまざまな歯並びやかみ合わせの悩みに適応可能です。

・自己管理不要で楽
装置は歯に固定されるため、患者さん自身の管理や装着忘れの心配がありません。

・大きな歯の移動・細かな調整がしやすい
ワイヤー矯正は歯を大きくしっかり動かせるのが特徴です。また、歯科医師がワイヤーを調整することで、歯の位置をミリ単位で細かく動かせます。

・耐久性が高く、装置が壊れにくい
メタル素材を中心に、耐久性・信頼性の高い装置が多く使われています。

・目立ちにくい素材もある
近年はセラミックやホワイトワイヤーなど、目立ちにくい素材も充実しています。

・症例数が多く信頼感のある矯正方法である
ワイヤー矯正は歴史が長く、治療実績や研究データが豊富です。そのため、信頼感・安心感のある矯正方法といえます。

・お口の機能面の改善にもつながる
歯並びやかみ合わせを整えることで、見た目だけでなく、咀嚼や発音などの機能面の改善も期待できます。

このようにワイヤー矯正は、多様な症例への対応力や確かな実績、細かな調整ができる技術的な強みがあるなど、総合的なメリットが多い矯正方法です。治療法選びに悩んでいる方は、ぜひ選択肢の一つとして検討してみてください。

ワイヤー矯正のデメリット・リスク・副作用

ワイヤー矯正にはメリットが多い一方で、治療中に注意すべきデメリットやリスク、副作用もあります。

・装置の違和感・痛み・口内炎
装置が口腔内に当たり、違和感や痛み、口内炎が生じることがあります。

・治療中に装置が目立ちやすい
表側矯正かつ金属のブラケットやワイヤーである場合、口を開けたときに目立ちやすいです。

・虫歯・歯周病リスクが高まる
装置の周りに汚れがたまりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

・食事や歯磨きがしにくい
装置が邪魔になり、食事や歯磨きをしにくく感じやすいです。

・治療期間が長く、定期的な通院が必要
症例や歯の動き具合によっては治療期間が長くなり、また定期的な通院が必要になります。

・歯根吸収・歯肉退縮などのリスクもある
ごくまれに、歯根が短くなったり歯ぐきが下がったりなどの副作用が生じることがあります。

これらのリスクはセルフケアや歯科医師の定期的な管理で軽減できる場合が多いです。治療のメリットと併せて、デメリット・リスクも十分に理解し、自分に合った方法を選ぶことが大切です。

自分に合ったワイヤー矯正を選ぶポイント

ワイヤー矯正には、さまざまな方式や素材があります。そのため、ご自身の希望やライフスタイル、歯並びの状態に合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。ここでは、ワイヤー矯正を選ぶ際に押さえておきたいポイントを解説します。

審美性(目立ちにくさ)を重視したい

人前で話すことが多い方や、見た目を気にしたい方には、セラミックブラケットやプラスチック(透明)ブラケットなどがおすすめです。歯の色になじみやすく、治療期間中も他人に気づかれにくくなります。

さらに、ホワイトワイヤーを組み合わせることで、より目立ちにくい矯正歯科治療を実現できます。

費用・治療期間にこだわりたい

費用を抑えたい場合は、メタル素材を選択するとコスト面で有利です。

また、前歯や気になる部分だけを治したい場合は、部分矯正も検討しましょう。全体矯正と比べて治療期間や費用を抑えられます。治療期間や費用は症例や選択する装置によって異なるため、事前に歯科医師に相談することが大切です。

ライフスタイルに合わせたい・ケアしやすいものがいい

日々の歯磨きや食事のしやすさ、発音のしやすさも重要なポイントです。

例えば、表側矯正は装置が見えやすいもののケアがしやすく、発音への影響も少なめです。一方、裏側矯正は目立ちにくい反面、歯磨きやセルフケアが難しく、治療初期は発音がしづらくなることがあります。普段の生活リズムやセルフケアの習慣も考慮して選びましょう。

症例や治療計画によって選ぶ

歯並びの状態やかみ合わせの難易度、抜歯の有無など、症例や治療計画によって適した方式や素材が異なります。

表側・裏側矯正ともに現在は幅広い症例に対応できますが、裏側矯正は装置の調整やセルフケアがやや難しい場合があります。軽度の乱れや部分的な矯正であれば、部分矯正や審美性の高い素材を使った方法も選択肢です。

最適な治療法を選ぶためには、歯科医師とよく相談し、ご自身の希望や生活環境に合わせて選びましょう。

ワイヤー矯正の治療の流れ

ワイヤー矯正は、初診から治療完了まで段階を踏んで進めていきます。ここでは、治療のおおまかな流れを解説します。

初診・カウンセリング

まずは歯科医院にて、現在の歯並びやかみ合わせの悩みを相談します。ご自身の希望や不安、治療の疑問点をしっかり歯科医師に伝えましょう。

精密検査・診断

レントゲン撮影、口腔内写真、歯型の採取などの精密検査を行い、歯並びや顎の状態を詳細に調べます。その結果をもとに、矯正が必要かどうか、必要であればどのような治療が適しているかを診断します。

治療計画の説明

検査結果をもとに、具体的な治療方針・使用する装置・治療期間・費用・リスクや注意点などについて歯科医師から説明があります。矯正歯科治療は期間が長く費用もかかる治療なので、疑問があればしっかり伝え、十分に理解・納得してから治療を決断しましょう。

装置の装着・調整

歯の表面や裏側にブラケットを装着し、ワイヤーを通して治療を開始します。その後は、1カ月に1回程度のペースで通院し、ワイヤーの調整や装置のチェックを受けます。歯の動きに合わせて必要な調整が繰り返されます。

定期通院・治療期間の目安

定期的に通院しながら、歯の動きや口腔内の状態をチェックします。治療期間は症例によって異なりますが、一般的には1年半~3年程度が目安です。期間中は歯磨き指導やクリーニングなどのケアも行います。

治療終了・保定(リテーナー)

歯並びが整い、治療目標が達成されたら装置を外します。その後、歯が元の位置に戻らないようにリテーナー(保定装置)を装着する、保定期間に入ります。

治療中・治療後の注意点

治療中は装置の破損や口内トラブル、虫歯・歯周病リスクなどに注意が必要です。治療後も保定装置を指示どおり使用し、定期検診やセルフケアを継続しましょう。適切なケアを続けることで、健康的で美しい歯並びを長く維持できます。

ワイヤー矯正の費用と期間の目安

ワイヤー矯正を検討する際は、費用や治療期間について事前に把握しておくことが大切です。ここでは、目安となる費用や期間、さらに保険・自費について解説します。

費用の目安

ワイヤー矯正は、原則として公的健康保険の適用外となる自費(自由)診療です。

費用の目安は、全体矯正で70~120万円程度、部分矯正で30~70万円程度が一般的です。しかしこれはあくまでも目安であり、使用する装置の種類や素材、治療の難易度によって金額に幅があります。また、定期調整料や保定装置(リテーナー)代などが別途かかる場合もあるため、治療前に必ず見積もりを確認しましょう。

治療期間・通院頻度の目安

治療期間は症例によって異なりますが、全体矯正の場合は一般的に1年半~3年程度が目安です。部分矯正の場合は半年~1年程度で終了するケースもあります。

通院頻度は、治療中は1カ月に1回程度が目安です。治療完了後の保定期間中も、定期的な通院・メンテナンスが必要となります。

症例や装置によっても異なる

治療の費用や期間は、歯並びの状態、抜歯の有無、使用する装置の種類、患者さんの年齢やセルフケアの状況などによって大きく変わります。また、装置のグレードや目立ちにくい素材を選択することで費用が高くなる場合があります。

保険適用となるケースもある

前述のとおり、ワイヤー矯正は原則自費診療です。しかし、厚生労働省の定める特定の疾患(顎変形症や唇顎口蓋裂など)に該当し、医療機関の指定を受けている場合は、健康保険が適用されることがあります。該当するかどうかは歯科医師にご相談ください。

ワイヤー矯正をスムーズに進めるためのポイント

ワイヤー矯正中は、普段の生活にもさまざまな工夫や注意が必要です。ここでは、治療中に気を付けたいポイントをまとめました。

食生活のポイント

矯正装置がついている間は、硬いものや粘着質の食べ物(おせんべい、キャラメル、ガムなど)は装置が壊れたり外れたりする原因になるため避けましょう。

また、ワイヤー矯正は食べ物が挟まりやすくなるため、虫歯・歯周病リスクが高まります。セルフケアしやすいように、食材を小さく切る・ゆっくりしっかりかむことを意識しましょう。食後すぐに口をゆすぐ・歯磨きをする習慣をつけるのも大切です。

セルフケアのポイント

装置の周囲は汚れがたまりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

歯磨きはワイヤーの上下や歯と歯の間を意識し、歯間ブラシやフロスを使うと効果的です。痛みや口内炎があるときは、矯正用ワックスを使って装置が粘膜に当たらないようにしましょう。また、定期的な歯科医院でのクリーニングで、隅々までしっかりきれいにすることも大切です。

スポーツや仕事などの注意点

ワイヤー矯正中、痛みが強いときには無理をしないことが大切です。

スポーツ時はマウスガードをつけて、お口の中がケガをしないように配慮するとよいでしょう。楽器演奏や発音への影響がある場合は、歯科医師に相談するのがおすすめです。

トラブルが起きたときの対応

装置が外れた、強い痛みが続く、口内炎ができた場合などは、自己判断で放置しないことが大切です。また、装置が外れる・ワイヤーが切れるなどのトラブルが生じることもあります。こうした際は、速やかに歯科医院へ行き、対処してもらいましょう。

まとめ

今回は、ワイヤー矯正の仕組みや種類、メリット・デメリット、治療の流れや生活上の注意点について解説しました。

ワイヤー矯正は幅広い症例に対応できる実績ある治療法であり、装置や素材にもさまざまな選択肢があります。その一方で、装置装着時の違和感や痛み、セルフケアの手間、費用や治療期間など知っておきたい注意点もあります。

ご自身の歯並びやライフスタイル、希望に合った矯正方法を選ぶためには、メリット・デメリットを理解した上で歯科医師とよく相談することが大切です。この記事がワイヤー矯正を検討されている方の参考になれば幸いです。